2019年10月18日(金)18:00開場/18:30開始】

トークセッション

現代における哲学の可能性

〜國分功一郎著『原子力時代における哲学』を巡って

※定員に達しましたので受付を終了しました

 

國分功一郎哲学者/東京工業大学教授 × 星野太美学者/金沢美術工芸大学講師

司会・進行:中村 聖子(イメージ福島実行委員会金沢事務局長)

原発という問題について、哲学固有の何か、つまり哲学にしかできない何かがなされねばならないのではないか。本書はこの何かを、脱原発を目指しつつも脱原発の教説【ドグマ】の提示を避けるにはどうすればよいのかという問いを通じて追究している。(『原子力時代における哲学』より)  ー國分 功一郎

 

 

世俗的な時間のなかに生きるかぎり、私たちはこの「前傾への強迫」と「資本主義の時間」から完全に無縁であることはできない。[……]それならばせめて、そこに完全に飲み込まれないようにするために、私たち一人ひとりがみずからの身体を作り変えねばならない——あらゆる行為の起点である「この」身体を。(『ことばを紡ぐための哲学──東大駒場・現代思想講義』より)

 

ー星野 太

 

 

3.11で原子力の平和利用神話は崩れた。人間の叡智は原子力に抗し得なかった。哲学もまた然り。しかし、哲学者でただ一人、原子力の本質的な危険性を早くから指摘していた人物がいる。それがマルティン・ハイデッガー。並み居る知識人たちが原子力の平和利用に傾いていくなかで、なぜハイデッガーだけが原子力の危険性を指摘できたのか。その洞察の秘密はどこにあったのか。ハイデッガーの知られざるテキスト「放下」を軸に、ハンナ・アレントからギリシア哲学まで、壮大なスケールで展開される、技術と自然をめぐる哲学講義録。3.11に対する哲学からの根源的な返答がここに。

 

 

『原子力時代における哲学』(晶文社)

 

 1800円+税 9/25発売


こくぶん・こういちろう

1974年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。高崎経済大学を経て、現在東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専門は哲学・現代思想。著書に『スピノザの方法』(みすず書房)、『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社、増補新版:太田出版)、『ドゥルーズの哲学原理』(岩波現代全書)、『来るべき民主主義』(幻冬舎新書)、『近代政治哲学』(ちくま新書)、『民主主義を直感するために』(晶文社)、『中動態の世界』(医学書院)、『いつもそばには本があった。』(互盛央との共著、講談社選書メチエ)など。訳書に、ジャック・デリダ『マルクスと息子たち』(岩波書店)、ジル・ドゥルーズ『カントの批判哲学』(ちくま学芸文庫)などがある。『暇と退屈の倫理学』で第2回紀伊國屋じんぶん大賞、『中動態の世界』で第16回小林秀雄賞を受賞。



ほしの・ふとし

1983年生まれ。美学、表象文化論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員、東京大学大学院総合文化研究科特任助教などを経て、現在、金沢美術工芸大学講師。著書に『崇高の修辞学』(月曜社、2017年)、共著に『ことばを紡ぐための哲学』(白水社、2019年)、訳書にカンタン・メイヤスー『有限性の後で』(共訳、人文書院、2016年)などがある。



  • 日時:2019年10月18日(金) 開場 18:00 / 開始 18:30〜(20:30頃終了予定)
  • 入場料:2,500円 

当店にて『原子力時代における哲学』ご購入の方(事前でも当日でも可)▶︎1,000円

※書籍をご購入される方は予約時にその旨をお知らせください。書籍は9/25からの販売となります。

  • 定員:40名 要予約

協力:石川県西田幾多郎記念哲学館/イメージ福島実行委員会

 

※当日は16時まで通常営業します。

____________________________

↓こちらもお見逃しなく!↓

〈西田幾多郎哲学講座⑥⑦〉國分 功一郎

2019年10月19日(土)13:30~/スピノザ哲学入門1 ・ 10月20日(日)10:00~/スピノザ哲学入門2

〈西田幾多郎哲学講座⑧〉星野 太

2020年  2月 8日(土)13:30~/崇高とは何か-カント『判断力批判』から考える-   

 

場所:石川県西田幾多郎記念哲学館

http://www.nishidatetsugakukan.org/