【トークイベント 2/24(月祝)15:30〜】

「(アンチ)セカイ系として、楳図かずお『わたしは真悟』を(ゆるく)読む」

ゲスト:高橋 明彦(金沢美術工芸大学教授/楳図かずお研究・日本古典文学)

終了しました

 

★イベント時のスライド資料は高橋明彦先生の個人サイト「半魚文庫」のこちらからご覧いただけます!

 

 1982年~1986年、『ビッグコミック・スピリッツ』(小学館)に連載された『わたしは真悟』は、一部からは激賞されてきたし、2018年にはフランスのアングレーム国際漫画祭の遺産賞に選ばれるなど、ようやく世界的に評価され始めてはいますが、それでもいまだ《読まれざる大作》の観はいなめません。長年、楳図かずお研究を続けてきた者として、今回の機会(*)を幸いに、あらためて《セカイ系》という観点で読み直してみようと思います。90年~00年代にテーマとなった《セカイ系》を、一口で定義するのは難しいですが、ともかく《世界の危機とその救済》が問題とされていることはたしかでしょう。では、80年代にそのテーマはどんなふうに在り、また『わたしは真悟』に、そして楳図かずおに、表わされていたのか?

 いろんな(むしろ無限の)切り口で考察することが可能な、世紀の名作『わたしは真悟』を、あらかじめなされたセカイ系批判として、『風の谷のナウシカ』『君の名は。』『14歳』も射程にいれつつ、(ただしあまり気負わずに)読んでみたいと思います。(談)

*)来年あたりシンゴブームが再燃するはずです。

 

 高橋 明彦

たかはし・あきひこ(金沢美術工芸大学教授/楳図かずお研究・日本古典文学)

1964年2月、新潟県生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位修得退学。

著書に『楳図かずお論』(青弓社、2015年、3600円)

個人サイト 「半魚文庫」

 

 

『楳図かずお論: マンガ表現と想像力の恐怖』(青弓社) 3600円+税 

 

 

石引パブリックで販売中

『わたしは真悟』 (小学館文庫) 全1〜7巻

 1982年、電子工学と情報科学がクロスオーバーし、生命と機械がジョイントし、全面核戦争の危機に世界がおびえ、世界経済で日本が矢面に立たされ、中産階級の貧困化が始まる中、ただひっそり少年と少女は町工場で産業用ロボットを相手に、大人にならずに子どものままで子どもを作ることを試みていた。人々の気づかぬ間に進められたこの実験は、結果的に成功するが、二人じしんもまたその成功を知らず、自らに罰を与えるかのように、互いに別れわかれになる道を選ぶ。そして、これにより生まれた子どもは?

 機械・人間・神をめぐって描かれた生命の存在論。《子ども》を一つの思想にまで高めた、楳図神学の極北。

 

文庫版 全7巻セット4067円+税は店頭でも販売しておりますが、イベント用に予約販売も承っております。お電話またはHPからご予約ください。


  • 日時:2020年2月24日(月・祝) 開場 15:00 / 開始 15:30〜
  • 入場料:1,000円(1drink付)※学生 500円(1drink付)
  • 定員:30名 要予約

『楳図かずお論』(青弓社)、または『わたしは真悟』 (小学館文庫)を当店にてご購入の方

→入場料500円(1drink付)

※当日は通常営業はお休みとさせていただきます。

 

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お電話(076-256-5692)または下記ボタンより(イベント名と人数を忘れずにご記入ください)

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