★『地球が燃えている 気候崩壊から人類を救うグリーン・ニューディールの提言』を店頭またはオンラインショップでご購入いただいた方は、出版記念トークイベントのアーカイブ動画をお付けします。

書籍をお手元に、貴重なトークをぜひお楽しみください。

 

↓トークイベントアーカイブ動画付き『地球が燃えている 気候崩壊から人類を救うグリーン・ニューディールの提言』のご購入はこちら

 

2021年2月7日(日)15:00〜(終了しました)

ナオミ・クライン著『地球が燃えている 気候崩壊から人類を救うグリーン・ニューディールの提言』(大月書店)刊行記念オンライン・トークイベント 

★ズーム配信(見逃し配信あり)

〜気候危機とコロナ後の世界を考える〜


残された時間はあと10年ー。気候危機は待ったなし。

でも日本の現状は?アフター・コロナの未来はどこへ?

 

昨年11月に日本語版が刊行された『地球が燃えている 気候崩壊から人類を救うグリーン・ニューディールの提言』(大月書店)は、ナオミ・クラインが気候変動について書いた2冊目の著作です。タイトルが示すように、地球温暖化対策はもう一刻の猶予もありません。IPCCの勧告に従い2030年までに世界全体の炭素排出量を半分に減らすためには、単にエネルギー源の切り替えにとどまらず、生産や消費の仕組みや生活スタイルも短期間で大胆に変える必要があります。既存の社会経済システムは容赦なく変更を迫られます。ならば、これを機に現在のシステムがつくり出してきた様々な矛盾、犠牲や、不平等なども同時に解消する大改革を実現して、もっと公正で持続可能な未来を築くべきだとクラインは提案しています。

 

遅まきながら日本政府も低炭素の未来に向けて動き出しています。しかし、そこには現在のシステムがもたらした弊害と行き詰まりに対する反省が抜けているように思われます。コロナ感染症の流行で様々な問題があぶりだされました──不安定な労働、格差の拡大、病院や学校など公共施設の脆弱化、差別扇動的な行為の増殖。こうした現象を生みだしてきた経済のグローバル化は、地球温暖化をもたらしたシステムと根っこでつながっています。

 

この点について、本書をもとに、もっと掘り下げてみましょう。いまなぜ地域の自立性を高めることが必要なのか? 環境経済学者の市原あかねさん(金沢大学教授)に、エコロジー経済学の観点から読み解いていただきます。(訳者・中野真紀子)

 

★ナオミ・クラインさんのインタビュー映像や、斎藤幸平さん(『人新世の「資本論」』など)のトーク映像も!

★参加申込みいただいた方には見逃し配信をご用意。当日参加できない方も鑑賞いただけます。

 


◎日時:2021年2月7日(日) 15:00〜 

◎ゲスト:

市原あかね(金沢大学教授 エコロジー経済学)

中野真紀子(デモクラシーナウ・ジャパン代表 『地球が燃えている』共同翻訳者)

◎司会:松岡等(北陸中日新聞 記者)

◎参加費:500円(税込)★ズーム配信(見逃し配信あり)

◎主催:石引パブリック


★『地球が燃えている』を石引パブリックの店頭またはオンラインショップでご購入いただいた方は、イベント参加費無料!

 

 『地球が燃えている気候崩壊から人類を救うグリーン・ニューディールの提言』(大月書店)2860円(税込)

★NYタイムズ誌ベストセラー。『ショック・ドクトリン』『ブランドなんか、いらない』の世界的ジャーナリスト、ナオミ・クラインの最新刊!

ナオミ・クラインの作品はいつも感動的で進むべき道を教えてくれます。この気候危機の時代のできごとを克明に記録し、世代をまたいで刺激を与え続けています。

――グレタ・トゥーンベリ(環境活動家)

気候崩壊は新たなショック・ドクトリンとエコファシズムを生み、さらには文明を崩壊させる。だからこそ、資本主義に終止符を打ち、脱成長型経済をめざすグリーン・ニューディールが必要だ。「社会主義か、絶滅か」。これは、かつてないほどラディカル化したナオミ・クラインによる革命の書だ!

――斎藤幸平(経済思想家、『未来への大分岐』『人新世の「資本論」』著者)


ゲストプロフィール

市原 あかね(いちはら・あかね)

 

金沢大学人間社会研究域経済学経営学系 教授・農学博士。研究分野はエコロジー経済学。社会システムと生態系の関係を共進化の視角からとらえることに中心的な関心をもつ。環境問題を、社会・経済が異なる編成原理をもった環境システムと干渉しあい互いを変えつつ、おちいった危機としてとらえ、危機の拡大を防ぎ、危機から逃れる社会・経済のあり方をコモンズ(共同所有)関係を基礎に研究。

中野真紀子(なかの・まきこ)

「デモクラシー・ナウ! ジャパン」代表、翻訳業。訳書にエドワード・サイード『ペンと剣』(ちくま学芸文庫)、『遠い場所の記憶 自伝』(みすず書房)、『バレンボイム/サイード 音楽と社会』(みすず書房)、ノーム・チョムスキー『マニュファクチャリング・コンセント』(トランスビュー)、ヤニス・ヴァルファキス『わたしたちを救う経済学』(Pヴァイン)など。

 

 〈注意事項〉

※イベントはZoomのウェビナー機能を使ってのライブ配信になります。ご参加いただくには、インターネットに接続したパソコンやタブレット端末、スマートフォンが必要になります。初めて使う方はこちらからテスト接続ができますのでお試しください。

https://zoom.us/test